決算直前の節税でお金が減ってしまうケース - 群馬県前橋市|清水会計事務所|小規模な法人様をサポートします

節税=トクをする というイメージですが必ずしもそうならないという話です。

前提として決算直前に経費を使う短期的なケースを想定していますので、有効な保険への加入など長期的な節税はまた別としてお考え下さい。

 

節税でお金が減ってしまうケース

基本的に節税はお金がかかります。

売上-経費=利益ですので、経費を増やして利益を減らすからです。

そしてその経費にはお金がかかります。つまりお金が減ります。

 

具体的にどう減るのかと言いますと

  • 使った経費 100万円
  • 減った法人 税30万円
  • 減ったお金 100万円-30万円=70万円

節税しなかった場合に比べ70万円お金が減っています。

100万円かけて150万円税金が減れば良いのですが、残念ながらそれはありません。

 

 

ではどうすれば

経費は節税でなく、必要性で判断します。結果、節税がついてくることもあります。

  • 今の社用車が古くて買い換えたい
  • ホームページを作ろうと思っていた
  • 後で買おうと

必要がなければ、税金を払ってしまった方が無理な節税をするより手元にお金が残ります。

節税にとらわれすぎず、お金を残す・増やすことに集中した方がいいと思います。

でもやっぱり節税したい

それでもとにかく節税をという場合は、倒産防止共済(経営セーフティー共済)というものがあります。

これは、取引先倒産で売掛金を回収できなくなった場合、低利で融資を受けられる制度です。

節税という観点では次のような特徴があります。

  • 掛け金は最大で月20万円まで、全額経費扱い
  • 1年分前払いができる=最大で240万円が経費
  • 40ヶ月以上掛け続ければ解約時に全額が戻って来る(雑収入扱い)
  • 累積の積立限度は800万円

 

個人的に、これは「貯金が経費になる」というイメージです。

※あくまで利益が出た決算期に対して経費になるというだけす。長期的には解約時に収入になりますからプラス・マイナスゼロです。

詳細はこちらを御覧ください

中小企業基盤整備機構

 

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