売上が1千万円を超えても、すぐに消費税はかからない

「売上が1千万円を超えると消費税がかかる」

これはよく知られていますが半分間違っています。

 

正確に言うと、

「1千万円を超えた2年後に消費税がかかる」です。

これを表にしてみます。

年度 売上 消費税
1年目 1,500万円 かからない
2年目 2,000万円 かからない
3年目 500万円 かかる

 

つまり、基準は常に2年前の売上なのです。

表をを見ますと3年目は売上が500万ですが、消費税がかかります。2年前の売上が1,000万円を超えているからです。

 

この仕組を覚えておいた方がいい人

何年も事業を続けていて、毎年消費税を払っている人はこの仕組を気にする必要はありません。

しかし次のような人は少し頭に入れておいて方がいいです。

  • 起業したばかり
  • これから起業する予定
  • 売上が1千万円前後

起業したばかりの人や、これから起業する人は最初の2年間は消費税がかからないですから資金計画上はプラスです。

1千万円前後の人は年によって消費税を払ったり払わなかったりですから、常に今年が払うのかどうか注意しないと思わぬ出費になります。

 

例外もあります

基本的には2年前の売上で消費税をはらうかどうか決まりますが例外もあります。

いくつか例外があるのですが、代表的なものを紹介します。

例外1 資本金が1千万円以上

資本金が1千万円以上の法人を設立する場合、1年目から消費税がかかります。

 

例外2 インボイスを登録しなければならない

インボイスというのは令和5年10月から始まる消費税のルールです。

これが始まると業種によっては売上に関係なく消費税を払う場合があります。

詳しくはこちらをご覧下さい。

関連記事 結局、インボイスでどうなるの?

 

もっと詳しく聞きたい方はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

 

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