創業融資の審査で有利な人とは？

群馬県前橋市で会計事務所を運営している税理士の清水です。

これから起業する人、起業したての人にとって一番の心配事はお金、資金繰りではないでしょうか？

できれば十分な開業資金を貯めてから起業・創業したいですが、なかなか難しいです。

そこで検討するのが融資です。そして融資と言えば審査が不安。

どんな人が融資審査を通りやすいのでしょうか？

融資審査を通りやすいのは、起業する業種の経験がある人

金融機関の審査項目は複数あると推測されますし詳細はわかりません。しかし私の経験上では、業界経験のある人が審査を通りやすいです。

介護業界で働いていた方が独立して事業所を開設する

美容室で働いていた方が自分のお店を持つ

飲食店で働いていた方が、集客やメニューのコンサルタント業を始める

広告代理店で働いていた方が、ホームページ制作業を始める

新規事業への挑戦を否定はしません。

それでも仮に私が融資する側であれば、まずは業界経験の有無を重視します。業界経験があれば、起業時に既に取引先があって売上がすぐにあがることもあります。

仮に取引先がなくても人脈があれば見込み客にはなります。つまり返済をきちんとして貰えると判断しやすいのです。

業界経験があれば融資審査のスタートでかなり有利です。

それでも事業計画が適当でいいということはありません。きちんとした事業計画は本気度を表します。

税理士などの協力で作成するのもOKですが、自分のビジョンや目標をきちんと説明して数字に落としこんで貰うことが大切です。

なぜなら、融資の審査には面談があります。その面談で事業計画書の説明をするのは起業する本人だからです。

本気度は相手に伝わります。

絶対に無理とは言いませんがハードルは高い、又は希望額の満額は通らない可能性が高いです。

特に法人を設立して起業する場合には注意が必要です。

なぜなら、法人設立後でなければ融資の申込みができないからです。

たとえば

法人設立→銀行で融資の相談→断られてしまった

この場合、設立費用が無駄になります。さらに必要のなくなってしまった法人を消滅させるのにもお金がかかります。

いきなり法人でなく、副業がOKな会社であれば個人事業で副業としてスタートがいいです。

たとえスモールビジネスでも自分の力で実績を積めば審査での評価が期待できます。

起業について心配事があればお気軽にご相談下さい。