【税理士の選び方・変更】相性とタイミングを解説

群馬県前橋市、高崎市で小規模事業者様の税務・会計まるっと代行を手掛ける、税理士の清水一臣です。

「そろそろ税理士を探したいけど、どうやって選べばいいんだろう？」
「今の税理士さん、少し話しづらくて…変更ってできるのかな？」

前橋市・高崎市で事業をされている社長様から、こういった「税理士の選び方」や「変更」に関するご相談をいただくことがあります。

税理士は、会社の経営において非常に身近なパートナーです。だからこそ、選び方や変更には慎重になりますよね。
この記事では、税理士を探す際のポイントや、もし変更する場合の最適なタイミングについて、元営業マンの視点も交えてお話しします。

前橋市・高崎市での税理士選び、何を優先しますか？

税理士の主な仕事とは？（申告・相談・記帳代行）

まず、税理士がどんな仕事をしているか簡単におさらいします。
税理士の主な仕事は、法律で「税理士以外ができない」と決められている独占業務があります。

• 税務書類の作成
  税務署などに提出する税金の申告書を作成すること
• 税務代理
  税務調査の際に社長の手助けをすること
• 税務相談
  節税など、税金の相談を受けること

これ以外に、多くの税理士が「記帳代行」（帳簿の作成） も行っています。
（ちなみに、公認会計士も税理士登録をしている ことが多いため、探す際は「税理士＋地域名」 で検索するのが合理的です）

私が「相性（話しやすさ）」が一番重要だと考える理由

専門知識や料金はもちろん大切ですが、私はそれと同じくらい、あるいはそれ以上に「相性」が重要だと考えています。
相性と言っても難しく考える必要はなく、「怖くないか」「気軽に相談しやすいか」 といった、とてもシンプルなことです。

なぜなら、お客様と税理士は、質問や相談などでコミュニケーションを取る機会が非常に多いからです。
「こんな初歩的な質問をしたら怒られるかも…」と社長が感じてしまうと、相談の機会が減り、結果として節税のタイミングを逃すなど、経営的な損失につながる可能性さえあります。

自分に合った税理士の「探し方」3パターン

では、どうやって「相性の良い」税理士を探せばよいでしょうか。主な方法は3つあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

1 ネットで調べる（「前橋 税理士」などで検索）

今、この記事を読んでくださっているように、「前橋 税理士」 や「高崎市 税理士 料金」 など、「地域名＋税理士」 で検索する方法です。

• メリット
  ホームページを見て、事務所の雰囲気や代表者の考え方（私のように「話しやすさ」 を重視しているかなど）を事前に知ることができます。また、全く面識のない相手ですので、会ってみて「合わないな」と思っても、契約を断る際に気を使う必要があまりありません。
• デメリット
  手間がかかります。何人かの税理士に会ってみる場合は、その分、社長の貴重な時間が取られてしまいます。

2 知り合いに紹介してもらう（メリットと、断りづらいデメリット）

経営者仲間や友人から、契約している税理士を紹介してもらう、最も一般的な方法です。

• メリット
  知り合いの方が満足しているという安心感があり、どんな税理士か事前に聞くこともできます。
• デメリット
  最大のデメリットは、「断りづらい」ことです。 紹介者の手前、もし料金や相性が合わないと感じても、断るのが非常に気まずくなってしまいます。

3 面識のある税理士に相談する（メリットと、断りづらいデメリット）

経営者の集まりなどで、すでに面識のある税理士に声をかける方法です。

• メリット
  既にある程度の人となりが分かっているので、安心感があります。
• デメリット
  これも2番と似ていますが、面識があるだけに、料金などの条件が希望と合わなかった場合に断りづらい、という点があります。

確認すべき「料金」のポイント

相性の次に（あるいは同時に）重要なのが「料金」です。料金表を見るときは、必ず確認していただきたいポイントがあります。

料金体系の仕組み（顧問料・決算料）

税理士の料金は、主に「毎月かかるもの」と「年に一度かかるもの」に分かれています。

• 毎月かかるもの
  顧問料（税務相談など）、記帳代行料（帳簿作成代行）
• 年に一度かかるもの
  決算料（決算申告書の作成）、年末調整料

最重要：「記帳代行料」は含まれていますか？

料金を調べる時に最もチェックすべきポイントは、「毎月の顧問料」に「記帳代行料」が含まれているかどうかです。

「顧問料 月額〇円～（※記帳代行料別途）」となっている場合、社長がご自身で会計ソフトに入力（自計化）することが前提の料金かもしれません。
私のように、小規模な会社様には「社長は本業に集中すべき」 と考え、「記帳代行コミ（まるっと代行）」 を基本としている事務所もあります。

ご自身のスタイルに合った料金体系かどうか、ここは必ず確認すべきです。

税理士を「変更」する最適なタイミング

今、契約している税理士さんがいるものの、「相性が合わない」「記帳代行も頼みたい」といった理由で変更を検討されている方もいらっしゃるかもしれません。

なぜ「決算前後」は避けた方がいいのか

税理士の変更はいつでも可能ですが、避けた方がよい時期があります。それは「決算月とその直前直後」です。
例えば3月決算の会社なら、2月～5月頃は避けた方が無難です。

なぜなら、法人は決算から2ヶ月以内（3月決算なら5月末まで）に決算申告と納税を終えなければならず、税理士にとって一年で最も忙しい時期だからです。
その時期に「変更したい」となると、引き継ぎが非常に慌ただしくなり、新しい税理士を見つけるのも大変になる可能性があります。

ベストタイミングは「決算月から3ヶ月以降」です

私がお勧めしている変更のタイミングは、「決算月から3ヶ月以降」です。
3月決算の会社であれば、申告が完了して落ち着く「6月以降」 ですね。
この時期であれば、社長ご自身も落ち着いて新しい税理士を探せますし、税理士側も余裕を持って引き継ぎの対応ができます。

税理士は長い付き合いになるパートナーです。
もし前橋市・高崎市で、「相性が良くて、料金体系も分かりやすい（記帳代行コミ の）税理士」をお探しでしたら、お気軽にご相談ください。

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