ご挨拶

Message

はじめまして。
前橋で税理士事務所を運営している税理士の清水一臣と申します。

清水会計事務所
清水 一臣
税理士 登録番号126606

キャプ翼に憧れた少年時代

1975年生まれ、出身は群馬県です。

小学校の頃はキャプテン翼が流行っていて、休み時間はよくサッカーをしていました(ゴールは入らないけどパスは寄こせというタイプ)。
この頃の将来なりたい職業はパイロットで、税理士なんて聞いたこともありませんでした。

税理士に憧れたけれど...

税理士を目指してみようと思ったのは大学進学時です。

受験が終わったとき、恐らく受験勉強のテンションが続いていたからだと思いますが、「折角大学に行くのに漫然と通っていたら勿体無い、何か資格を取らねば。経営学科だから関連がありそうな税理士だ。」と決意しました。
その時は。

しかし案の定といいますか、入学して友達もできたりすると徐々に忘れていき、次第に「明日から勉強しよう」とも思わなくなってしまいました。

営業マンとして就職

埼玉県の大学に通っていたので4年ほど一人暮らしをしていましたが、就職は地元の群馬県にUターンし前橋のシステム開発会社に営業職として入社しました。
いわゆるIT系の会社ですから、入社前は大勢の前でプレゼンするようなちょっとスマートな職場生活を勝手に思い描いていました。

しかし実際に入社してみると営業なので当然といえば当然ですが、プレゼンの前にそれを見せる顧客をゼロから開拓しなければいけません。なんのツテもありませんから始業するとすぐに会社を飛び出し、工業団地などで飛び込み営業をしていました。
一日に数十件、数ヶ月続けてもなかなか成果があがらない、心が折れそうなときにようやく初の受注をしました。今にして思えば良い偶然が重なったのだと思います。

営業として限界を感じる

半年くらいするとお客様から紹介を受けたり、会社で主催するセミナーをきっかけに受注したりと少しずつ仕事の幅も広がっていきました。やりがいや楽しさも感じられるようになり充実して仕事をしていました。
しかし数年すると限界につきあたり、やがて自分には他にもっとやりたい仕事があるのではと思うようになりました。今にして思えば努力も才能も足りなかっただけなのですが。

その時思い出したのが税理士でした。
その頃には結婚していましたので、いきなり退職して転職活動はできませんし会社にも迷惑をかけます。
税理士業界は採用の募集も少なく、地道に情報収集したり問い合わせをしたりで、半年位かけてなんとか高崎の会計事務所(=税理士事務所)に採用して貰いました。

天職に出会う

入社してみると営業の仕事とは180度逆でした。外出せずひたすらデータ入力や書類作成です。学生時代に簿記の講義は受けましたが知識はほぼ無いに等しく、先輩に教わりながらなんとか仕事をこなすという日々でした。
それでも全く辛くなく、むしろ未熟ながらも天職というか「一生、この仕事をしよう」と普通に思っていました。

営業の経験がすごく役に立つ

ある程度仕事を覚えてくると社内仕事だけでなくお客様を担当するようになります。私も入社から数ヶ月でお客様を担当するようになりました。
ここで前職の営業の仕事が大いに役立ちました、担当を持つとお客様と話したり悩みを聞いたりします。前職でも初対面の人から困っている事を聞いたりするのが仕事でしたから何の違和感もありませんでした。
結局、税理士の仕事も営業の仕事もコミュニケーションが大前提、どれだけ知識があっても話しづらければ仕事が始まりません。
ちなみに私がいた事務所は群馬でも規模が大きい方でパソコンもたくさんありましたので、ここでも前職の経験が役に立ちシステムの管理をしていました。 独立すると全ての仕事を自分でしますから、よりITの知識が必要になります。
今にして思えば、最初にシステム開発の会社に入ってから税理士業界に転身して、この順番で本当に正解だったと思っています。

今度こそ本気で税理士を目指す

とまあ、ここまで転職して良かったことを書いてきましたが、その頃の私は税理士業界にはいても「税理士」ではなかったのです、いわゆる職員です。
入社の翌年から年に1回の試験は受けていたのですが仕事を覚えるのに夢中で(言い訳です)、合格ラインには程遠い状態でした。

そんな状態で3年目、相変わらず手応えの無い試験が終わり、会場から出た瞬間に何かのスイッチが入ったような気がしました。うまく表現できないのですが、「それまでの自分」と「これから合格する自分」にはっきり変わったのです。

税理士合格

税理士試験は平均で7~8年かかります。10年受けてからあきらめるという人も珍しくありません。私は試験をなめていました。

夜は子供と一緒に早く寝て、夜中に起きて朝まで勉強するという生活スタイルにしました。昼休みもテキストを開き、一瞬でもすきま時間があれば勉強にあてました。仕事が忙しいときなど毎日同じようにはできませんでしたが、記録を見ると1年に1000時間位は勉強していました。全てを投入して、6年かかりました。

合格通知を開けたときの記憶は一瞬前のことのように覚えています。

試験勉強が全て実務に直結するとは限りません。今でも条文を読んだり確認したりの繰り返しです。それでもやはり試験を突破すると知識量も違います。少し抽象的ですが、思考の根底に税務や会計の正しい考え方が強烈に叩き込まれます。叩き込まれたものは応用が効きます。
そしてそこに向けた執念とエネルギー、モチベーションは自分が事業を経営するうえで原動力になります。

税理士として独立

試験を進めていくに連れて「独立」が頭をよぎるようになりました。

事務所に所属するのでなく、もっとその先、お客様と直接一対一でお手伝いをしたいと思うようになったのです。
そのために事務所の体制は自分一人で全ての仕事を完結し、お客様は自分と同じように小規模な方を対象にしようと考えました。

「税務と会計の知識で、お客様の手間を無くし、安心して貰いたい」

そして平成26年の4月に前橋市で小規模な会社さん向けの税理士事務所を開業しました。

税理士業界では今、帳簿などのデータ入力はお客様にして貰い、税理士はコンサル的な仕事をするという流れが(一部かもしれませんが)あります。これ自体は非常にいいことだと思います、お客様が自分で数字の流れを把握できますし。

ただ、これができるのは経理の人がいるような限られた会社さんです。
社長一人の会社や、従業員さんが数人といった規模の会社さんで帳簿のデータ入力までするのはかなり厳しいのではないでしょうか?そもそも何をしたら良いのかわからない方も多いと思います。

私は、こういう方の力になりたいのです。

面倒な仕事を簡単に任せてしまえて、自分で解決できないことを気軽に相談できる存在に。

だから帳簿は私が記帳します。決算書も申告書ももちろん私が作りますし、相談も私が受けます。
お客様にとって大事なのは日々の売上であり、悩みであり、生活です。そこに集中して貰えたらと思っています。